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時には和食っぽいものを [自作料理:煮込み料理]
皆様こんにちは
新庄でございます。
本日はちょっと趣向を変えて和風の煮物をご紹介。
この煮物シンプルです、鶉の卵とこんにゃくを醤油で煮ただけなのでとてもシンプルです。
揚げ物やマヨネーズをこよなく愛する嫁にしては珍しくどうも以前私が作ったこれが好物だとのことなので作ってみました。
実は私自身はいつ作ったか記憶にすらなかったのですが……
まぁそんな訳でレシピを覚えていなかったんですよね(笑)
多分こんな感じだろうと思って作って見たらちょっと甘いと言われて締まったのでまた今度作り直す予定です
まずは作り方をご紹介します
①鶉の卵をゆでる
水からずっと掻き混ぜながら茹でることで黄身を中心の方に寄せて茹で上げられます
②こんにゃくをサイコロ状に切る
③酒、みりん、白出汁、醤油でこんにゃくを弱火で煮る
ちょっと味濃いかな?ぐらいで煮るのがお勧め
④一煮立ちさせたら鶉を入れて更に5分ほど煮る
干上がってしまうと台無しなので、もし干上がってしまいそうならそうなる前に水を加えて下さい。
⑤火を止めて更に5分ほど置いて完成
あんまり熱々なものよりも温かいぐらいで召し上がることをおすすめします。まぁ冷めてたらおいしくないかと言うと実はそんな事もありません。
もともとお弁当のおかず的な品なので寧ろそうして食べるのが普通。と、家の嫁が言っておりました(笑)
今日はご紹介したい商品も特に無いのでさっさと雑学に入っていきます今日の雑学は「鶉」についてです
鳥綱キジ目キジ科ウズラ属に分類される鳥類であるうずらさん。丸っこいからだとモフモフした茶色い羽がとても可愛いです
このうずらさんたちは一羽一羽木に止まるのではなく群で地面にじっとして体を休めるので「蹲っているヤツラ」でそれを省略して「うずら」になったというちょっとなんとも言えない銘々をされた鳥です。
一応ヨーロッパウズラと言うすらっとした大きな鶉もいますがこっちはあんまり可愛くないです
この子等の成長は意外と早く生後60日ほどで成熟し大人になります。まぁつまりあんまり大きくならないってことです。
日本のうずらはぱっと見とても飛べそうにない丸々した20センチほどの鳥ですがコイツらちゃんと飛べまして、野生種は秋から冬にかけて大陸から日本に渡ってくる鳥なのです。
基本的にその卵を食べることで有名ですがオスは食肉にされます……。お察しの通り20センチしかなくて食べるところなんて殆どないので基本丸焼き、姿焼き。
羽を毟られ、串を売ってこんがり上手に焼かれてしゃぶられるように食べられるウズラさんのオスは雌に比べてちょっと可愛そうな印象がなくも無いです。
京都に行くとウズラを焼き鳥のように売っているので食べたことある人は知っていると思いますが、スズメとあんまり違いが分かりません。
基本的にちょっと固めの肉に軟骨だか骨だか分からないぐらいの歯ごたえの骨と言う鳥なので現代人は好んで食べる人は多くないと思いますが新庄のような
「ニク、カタイ、ウマイ。クサイ?ワカラナイ!ホネ?トリ、ナイ!」
見たいな原始人には甘辛いタレと旨味が凝縮された硬い肉の味と骨の食感が中々の一品です
日本では平安時代に本種の調理法を記した書物があり、調理法として水炊き、焼き鳥、肉団子などがあげられているそうです。
まぁ肉団子にする際は骨を外すのがメンドクサイと骨ごとミンチにされますし、焼き鳥の際は食べるところが少しでも肉のある部位だけをばらして提供されますし、水炊きにいたっては出汁の元扱いです。
なのでやはりウズラさんは卵を食べる鳥だと思ったほうが正しいでしょう
見た目が可愛いだけでなく鳴き声が可愛いので実は卵を食べる鳥としてだけでなくペットとして扱われることもあります。
しかも鶉飼育の歴史は長く、古事記、万葉集などにもウズラさんのことを詠んだ歌があり、かなり身近にいた鳥であるとされていて、すでに室町時代ぐらいには籠を用いてこの子達を飼育していたとする文献もあります。
江戸時代には武士の間で見た目と鳴き声を競い合う「鶉合わせ」なるものが行われ、雅やかな趣味であるとしたサムライブリーダーが慶長から寛永をピークに大正時代まで存在していて結構あちこちで行われたことなんだとか……。
「よしよし、一杯食べて早く大きくなるでござるよ」
とか言いつつウズラを指先で撫でる姿を想像すると微笑ましいですね(笑)
今ではあんまりウズラをペットにしていると言う話は聞きませんがまぁ日常的に卵食べる鳥と思ったら何だか飼いにくいですよね
意外と可愛い鳥なので卵を食べるのを戸惑わないようにウズラさんを見たことがない人は卵を美味しく食べるためには見ないほうが良いです。
いいか絶対に見るなよ絶対に見ちゃダメだからなぁ、ふ、フリとかじゃねぇぞ
まぁ何が言いたいかというとそういうことです(笑)
最後に最近の恒例のアレをやって今日は終わります。
面白かった、これからも精進せよ、雑学ためになりました。
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新庄純次でした。
モツ鍋風モツ煮込み……え?おかしいこといってるかな? [自作料理:煮込み料理]
皆様こんにちは
新庄でございます。
作り方から行きます
①キャベツから芯を切り出し、大きめにカットして一個分鍋に入れる
②キャベツひたひたまで水を入れ、予め下湯でしておいたモツを入れる
写真のものは豚の小腸を使っております。別に牛でも良いですし、どのモツを使ってくれても大丈夫です。寧ろ色々なモツを使って作ったほうが新庄的にはお勧め
③30分ほど煮込んで砂糖、塩、酒、味噌、醤油で味付けし、摩り下ろしたジャガイモを入れる
トロッと下舌触りと濃厚な味になりますが、入れすぎると別物になりますキャベツ一個、2人前で普通の男爵サイズのジャガイモ2個ぐらいを想定して下さい。
④ニラを4から5等分にし、モヤシと一緒に洗う
⑤食べる前に④を入れて一緒に煮込み、ニラに火を入れる
生まれた時代はそんなに古くはありません。第二次世界大戦後に九州地方では「くず肉とニラをアルミ鍋で醤油味に炊いたもの」が食べられていたそうで、それがルーツとなっております。
まぁくず肉と言うと聞こえが悪いですが、モモとかロースとかそういう良く聞く名称の部位以外の切り落としやモツなどの「スーパーでパック詰めで売られて無い肉」、の事を指したスラングみたいなものです
このモツ煮の原型が作られだした1960年代にはごま油で唐辛子を炒めてもつを入れてから各種調味料で味付けしてネギ類を入れた「すき焼き」みたいにに食べられていたそうです。
ていうかコレで既に完成しているんじゃないか?と思ってそのように作ってみたら「コレで良いじゃない」と言うほど美味しかったです今度それも写真取ったら記事にします
ちなみにどうも聞くところによると炭鉱で働いていた朝鮮半島の人々が作り始めた物であり、もともとこうした料理法はそうした人たちが働いていた炭鉱地区と、クズ肉を作っている一部の肉屋さんや屠殺場近辺でしか食べられていなかったようであまり世間に認知されていなかったそうです。
今でこそ博多料理として豚骨ラーメンに並ぶ料理として扱われていますが「福岡市近辺の郷土料理」と当時は言えるような料理ではなかったようです
このモツ鍋が注目を浴びるのは1992年に東京に博多風もつ鍋店がオープンしてからの事になります。安くボリュームがあって酒によく合うなどもあり、丁度崩壊を始めたバブル景気の風潮もあって、九州で作られだしたという事を知らない九州の人がいると言う変な形で広く知れ渡るようになったそうです。
博多風モツ鍋、とは言うもののそれまで作られていたのとは少し毛色の違うとんこつラーメンを連想させるような色合いと風味で東京で作られだしたものが
「そうか、これウチの地方の料理だったのか……」
として福岡市・博多地区でもモツ鍋が一般的に受け入れられるようになったんだそうです
ちなみに説明を聞いても読んでも良く分かりませんがモツ鍋発祥のお店の話としてこんなものがウィキペディアに乗っていました。
【福岡の和菓子店だった「万十屋」の松隈ハツコさんが戦後和菓子の材料である砂糖などが手に入りにくくなり 和菓子の製作が難しくなったため、当時唐津から福岡に売りに来ていたモツを使い鍋物として売り出したのが 福岡のモツ鍋のルーツとも言われ、現在万十屋は福岡のモツ鍋発祥の店とされている。】
……分かりますかねこの説明?私にはどういう事なのかさっぱりです。なぜ和菓子屋さんが突如鍋物を作って売り出すお店に転進したのかが特に分かりません詳細を知っている方は教えて下さい
そんな風に始まったモツ鍋、今ではその料理法もちゃんと確立されていて
①ダシに醤油や味噌で味つけしたスープを使う
②下処理したモツを使う
③それ以外の具はキャベツとモツの匂いを消すためのニラとニンニク。そして鷹の爪を使う
とした王道スタイルがございます。
もつと野菜を食べた後には、残った汁にちゃんぽんの麺を入れて「締め」とするのもこの鍋の確立されたスタイルで九州っぽさがあります
とまぁ、こんな感じで今の地位を気付いたモツ鍋、寒くなって来たこの時期にお勧めですのでぜひご賞味くださいませ
最後に最近の恒例のアレをやって終わります。
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新庄純次でした。
暑い中、煮物と言うのも乙なものです……。作りたくはなかったけど [自作料理:煮込み料理]
皆様こんにちは
新庄でございます。
サラダ祭りも終了という事で今日は違うものをという事で煮物をご紹介してみました。なんか嫁のリクエストだったんですが夏に煮物と言うのも自分で作らなければいいものですねどうせ涼しい部屋で食べるのですから作っているときの暑さを無視できるなら……。
さて、そんな訳で今日の写真のお料理ですが特に名称はありません。
「ジャガイモのと鳥肉とインゲンの煮物」 とかですかね?つけるとしたら……。
あ「肉じゃが」ですね「肉じゃが」 使った食材的に解釈するなら(笑)
そんな訳で作り方からご紹介
①ジャガイモ、タマネギを大体四等分ぐらいに切る。
お勧めは各辺が大体5センチぐらい、敢えて煮崩すの前提の大きさです
②インゲンは1口サイズ、大体3センチぐらいに切る
③鳥もも肉を唐揚げにするぐらいのサイズに切る
④鳥もも肉を炒め白っぽくなってきたら、ジャガイモ、タマネギを投入し、水・酒・醤油・みりんを加えて沸騰させてから中火にして2時間ほど煮る
⑤ジャガイモが柔らかくなったらお好みの味になるまで砂糖を足してインゲンを投入し一煮立ちさせて完成
まぁ難しいことは特にしませんが暑さと戦うのが一番の難敵かも知れません
注意点としては鳥の出汁が染み渡るように鳥皮がついている状態でやることとインゲンが写真のように茶色くなってしまうので 早くいれすぎない事ぐらいです。
まぁメインのおかずにこういう煮物と言うのが新庄はちょっと許せない人なのですが、嫁は別に普通と言うので偶にこういう晩御飯になるのですが、皆様のお家ではどうでしょうか?
角煮とか煮魚なら全く問題ないのですが肉じゃがとか筑前にはちょっとねぇ、と言う人が多分今の人には多いと思うんですが……まさか私だけか
まぁそんな事は置いておいて、今日の雑学にまいりましょう今日は和食においての煮物についての雑学です。
ちなみに今日の雑学はいつもとちょっと違って料理法や食材の紹介ではなく「煮物」そのものについてと言う哲学っぽい話になります。
「ねむてぇ話は聞きたくねぇ」
というオラオラ系の方は太字になっているところだけ飛ばして呼んでみて下さい(笑)
一口に煮物と言ってもその種類は膨大です。和食の煮物に限定しても完全に分類するのは不可能に近いものがあります。手法別、調味別、素材別なんかで分けようとしても基本的に、どの種類でもある、とか強いて言うならばこの種類ではない。見たいな重複した料理が非常に多くて、明確に「こうするとこういう名前の煮物」と言うほうが少ないです。
例えば「筑前煮」と言われたら最初に一旦使う材料を炒めてから煮込むと言う特徴があると言えますが、最初に炒めて煮る料理は筑前煮だ。とするならカレーもシチューも筑前煮となってしまいます。
なので煮物を分類するときは基本的に「調理法と材料と調味料が全てある程度指定されているもの」のみが個別の煮物と言う料理名をもらえるのです。
和食においての煮物は実は高度な料理の一つとされております。なぜなら煮物は、加熱させた煮汁で材料を美味しく変化させる料理。
素材の選び方と煮る方法の判断、食材によって異なる下ごしらえ、調味のタイミング、仕上げのタイミング、更にはどういう席で使われる時はどういう味と見た目と言った知識を必要とし、どこをとっても「料理カン」と呼ばれる経験と知識が必要な料理だからです。
そんな考え方があるので割烹料理屋さんや伝統ある和食料理屋さんにおいては煮物を作る板前さんは「煮方」といって、「板長」に次ぐベテランがやっているところもあります。
ちなみに細かい大体の板前さんの階級みたいなものはまた今度機会があったら紹介しますがいくつか紹介すると
板場を仕切る最上位者。板長
二番目に地位の高い立板(たていた) 【二番・二板とも呼ぶお店もあります。】
汁物(お吸い物など)や料理に使う出汁を作る椀方(わんかた)
なんかがあります。
まぁ今は煮物の話なので話を戻しますととにかくただ適当に材料を放り込んでおけば出来る料理、としている国も多いですが日本においては奥の深い腕の見せ所名料理として扱われています。一番単純などれぐらい煮たらいいのか?という事も基本的に
葉野菜=1~3分以内
煮魚=10分以内
芋類=20分~30分
根菜=15~40分
穀物=20分以上
豆類=1時間以上
とはされていますがコレも完成する料理に合わせて加減を必要としますし、こうなったらOK、と言うのが人に伝えるのが難しく、作ってから人が手をつけるまでの時間なんかを考えたりもするとなると
「感覚で分かるだろ?分からなかったらわかるようになるまでやれ」
と言う教え方になるのも納得ですね
こんな感じで日本料理における和食とは難しい料理です。しかしまぁ簡単にする方法ももちろんいくつもネットや本で紹介されていますが本来最初に説明したように煮物と言う料理は分類分けと定義づけされている料理の方が少なくです。
「煮物が上手な人」になるためには、「上手な人」に教わりながらトライアンドエラーを繰り返し経験を積むしかないという訳ですので「煮物が上手な人」を目指す方は愚直なまでの根性を必要としますのでめげることなく頑張って下さい
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新庄純次でした。
私の得意料理 [自作料理:煮込み料理]
皆様こんにちは
新庄でございます。
最近、夏っぽいものをなるべく作っていたのですがどうしてもこの料理が食べたくなったので季節感を無視して作っちゃいました
ちょっと写真だと分かりづらいかもしれませんこれは牛スジのデミグラスソース煮込みです。
作り方は
①牛スジを下湯でして灰汁を取る。
(下湯でする時はただのお湯でいいですが少量塩とお酢を入れて当家ではやります。)
②ニンジン・ジャガイモを一口大に切ります。タマネギは使う量の半分スライスして、残り半分は大きめにジャガイモとかと同じサイズに切ります。
③スライスしたタマネギを鍋でバター炒めにして透明になったら牛スジとニンジンとジャガイモ、残りのタマネギそして「赤ワイン2・水6・コンソメスープ2」ぐらいの比率で煮汁を投入。煮汁の量は材料がひたひたよりちょっと上ぐらいにします。
④缶詰軍団を投入します、ホールマッシュルームとデミグラスソースです。
⑤コレを一回煮立たせながらかき回して塩・胡椒・ケチャップなどで味をつけます。
⑥味が決まったら香りと風味付けのスパイスを投入、マジョラム、ナツメグ、カルダモン、クローブ、タイム、セージを今回は使いました。
⑦後は焦がさないように弱火でじっくり煮ながらニンジン・ジャガイモが柔らかくなったら完成
大体ウチでは5時間ぐらい煮てますかねいつもは。まぁそこまで煮なくても食べられるようになるといえばなりますので大丈夫です。写真を見ていただいたら分かるように一緒に煮た野菜はどちらかと言うと溶けてスープになってほしいぐらいの勢いで煮込むので他の具を楽しみたい方は早めに火を止めたり煮崩れしないように先に火を通したり煮崩れしにくい物を選んだりしてみてくださいませ
最近は大量に作りたい人でもこんなものも売ってますのでデミグラスソース作らなくても良いのでこんな料理も楽チンですね。一人暮らしにはどう見ても過剰な量ですが、4人家族ぐらいなら大きい鍋で作るなら調度ぐらいです、うちは二人分で使いますけど(笑)
HEINZ ハインツ デミグラスソース 840g(業務用缶) |
牛の細切れにした肉や骨、脂身などと香味野菜(ミルポワと呼ばれる玉葱・人参・セロリの組み合わせを使うのが一般的)を煮込んでつくったフォン・ド・ヴォーを入れ、アクをとりながら、とろみを出すために出汁を十分の一程度まで煮詰める。
なんか簡単そうに見えますでしょ?やってみたら分かります時給が発生していても嫌な仕事になりますから 小麦粉をバターで色付くまで炒めて一度冷ましたもの(所謂ルーです)を使って煮込み時間を短縮するという方法もあるのですがどの道作業時間はデミソース煮込みなんかを煮込む時間以上ですし、牛の骨からゼラチン質や塩分が出るほどの量といったらほぼ寸胴鍋一杯分要ります。それでもやるんだという方は是非詳しいやり方を調べて挑戦してくださいませ。
ルー使った方法で数時間、超本格的に作るとなると数日かかります
コイツを最初に作り出したのはオーギュスト・エスコフィエと言うフランス人のシェフです。19世紀の後半(日清戦争終結ぐらい)にエスパニョールソースを更に煮詰めて汎用性のある様々なソースのベースになるものとして作ったものです。日本のウナギの蒲焼のタレに近い発想ですね。
しかもその完成度の高さから彼の時代のフランスでは、味の均一化を恐れ、ドミグラスは使わずフォンドヴォーを使うことが主流になるという事まで起こりますが、日本では逆に洋食と言うジャンルが開拓され広まる中で逆に味を均一化するために使用頻度は高くなっていきました。
当然その頃から洋食屋さんや一般家庭向けに簡単で便利な缶詰、レトルトパックなんかの製品があり、大手の会社が纏めて生産したものが普通と日本ではなりましたが、本格的に作ったお店なんかも今ではもちろんあります。
日本ではどうもそのままかけたり、具が入っているそのもののソースを指している様な商品が多数あるのですがそもそもデミグラスソースはあくまでベース、使い方としては出汁みたいなもので濃縮された旨みを使うことに本来の意味があって、これを使ったソースにしたりするのが本当の使い方なのです。
既に味が付いて薄く延ばされた、一言で言うと完成されたデミソースもありますが一番めんどくさくて時間がかかるところを省いてくれて缶詰にしてあるモノがあるのですから最後の仕上げ、味付けや伸ばし具合の調整、風味付けぐらいは自分流でやってみるのもいいものですよ?
新庄純次でした。
これはメインなのか?スープなのか? [自作料理:煮込み料理]
皆様こんにちは
新庄でございます。
いやー、ブログ書こうとしてびっくりしました、なんか画面が全く違うんですよねソネットさんの仕様が変わったのかな?もしかしたら昨日やったとある作業で変わったかもしれませんが(笑)
とある作業とは記事の下にアンケートを張ってみました、当ブログ大食感にベストマッチするようなアンケートをブログランキングさまで作成して昨日の深夜に張れたのでまだまだ投票してもらえた数が少ないですが興味がある方は記事の下にあるアンケート参加に、もしくは結果を見てみてください。
ブログトップから見ようと思ったら相当下になってしまいますが 、各記事を開いてしまうとその記事の直ぐ下にあるので見つけやすいですのでお試しください
さて、では本日のお料理のご紹介です
ロールキャベツです、特に何の変哲もないですがこれは和風のスープで似たロールキャベツで実家からもらいました、新庄家では主にコンソメスープで煮込みます。
作り方は
①使う分だけキャベツを剥き、皿に乗せ水をかけ、ラップで蓋してチンします。
(キャベツが小さかったらキャベツの芯をくりぬいて、まるごとラップで来るんでレンジでチンします。 )
②キャベツの固いところや芯のところがあると肉を巻くのに邪魔なので切り取ります。
③牛肉1鳥肉2豚肉7ぐらいの挽肉と、②で切り取ったキャベツの切れっぱしと、たまねぎ、ニンジンをみじん切りにしたものと混ぜ合わせ軽く塩胡椒。
(挽肉の割合はお好みでどうぞ。)
④レンチンしたキャベツに③を包んで煮てる間に解けないように楊枝や、串で止めます。
⑤自分の食べたいロールキャベツの味に合わせたスープを作り、それで④を煮ていきます。
⑥キャベツがしんなりして来たら食べられますが味が染みこむまで好きなだけ煮ます。
(当家では平均5時間ぐらい)
⑦完成
まぁこんな感じですね。本当はレンジアップしないで軽く茹でるんですが実家でこの作り方を教わって以来この楽な方法でやっています。レンジの時間を長く設定しすぎてのやりすぎには注意が要りますけどね。
さて、このロールキャベツは歴史を遡ると1世紀頃(イエス・キリストが存命ぐらい、日本は「かんのなのわのこくおう」と記された金印もらってヒャッハーしてるぐらいです。)からあったとされる、今でもトルコを中心に親しまれているの「ドルマ」という料理が発祥です。
この「ドルマ」ってどんな料理かと言うと、米、挽肉、野菜などや、それらを混ぜたものをキャベツの葉やブドウの葉で包んだ料理をさすことが殆どですが、「詰める」と言う言葉が基になっているので、中身をくりぬいた野菜(ナス、ピーマン、パプリカ、ズッキーニ、かぼちゃなど)に詰めた何かを詰めてある料理のことも指します。日本で言うピーマンの肉詰めとかですね。
でこの時点で既にあんまりロールキャベツと変わらないのですが、これがヨーロッパに入ってきて主にキャベツで巻かれるようになります。主にギリシャでは好評だったようで野菜の葉で包むタイプのものだけをドルマと言う料理にしたのはここが原点です。
肉を詰めたものは当然ご馳走で、肉のドルマには豆とか米が入れられて嵩増しを図ると共にメインの食事にもされたとかで中央アジアから北アフリカまで広い地域で未だにこの料理は残るのですが、ロールキャベツに分離するのはルーマニアの「サルマーレ」と言う料理に分離してからです。
このサルマーレと言う料理になってくるとキャベツの葉で巻いた、挽肉、タマネギなどを混ぜたものコンソメスープやトマトスープをかけて焼く料理。と定義づけがはっきりとし、その後これがドルマとは違う料理としてヨーロッパに広まりスープで煮たキャベツで巻いた挽肉に野菜混ぜたものがロールキャベツと言う料理になったそうです。
まぁ、ロールキャベツって日本語なんで名前は色々ある訳ですが作り方なんかは殆ど一緒で精々、キャベツが解れないようにベーコンで巻くとか、かんぴょうで巻くとか、スープに使うのがトマトソースだコンソメスープだ和風出汁だと変わるぐらいです。
当時から手間がかかる料理なので、おもてなし料理だったりご馳走扱いだったりとするのですがこのロールキャベツを見た目良く仕上げるのも中の具を美味しく煮あげるのも中々ベテランの業が要るので試しに一回やってみてください(笑)
ちなみにタイトルの答えは主にメインにはならない、前菜や野菜の副菜に近いもの。当然スープではない。と言う結果でした どっちでもないなんて……。
まぁ美味しかったらいいですね
新庄純次でした。
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