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正月と言ったらやっぱりこれでしょう [自作料理:日本料理]
皆様こんにちは
あ、新年最初に目にしてくださった方には
「明けましておめでとうございます」
まだまだ世間はお正月の中、「何を言っている私は既に働いているぞ」と言う同士の方お疲れ様です、お互いにがんばりましょう。
そんな新庄でございます
まぁ世間とか関係ないしと言う社会人が多い日本ではありますが、やはり折角四季のある日本と言う国に生まれたからには季節感と言うものを感じ取りたいと思うもの。
そんなわけで今回は「お雑煮」を作ってみました
当家のお雑煮の作り方は多分ちょっと、いや、相当違うと思います。
なんせ美味しくそれっぽいものを作って食べようとして毎年改良され続けておりますので(笑)
そんなこの新庄風雑煮の作り方はコチラ
①豚腿肉と鰹節で出汁をとる
いきなり、え?と言う人もいると思いますがお雑煮は出汁が命。ここに手抜きは出来ませぬ
②里芋、椎茸、ほうれん草、「蘿蔔(すずしろ)」とその葉っぱ、「菘(すずな)」を一口サイズに切る。
お正月という事もあって七草での呼び名でかっこつけて難しい言葉を使ってみました(笑)「蘿蔔(すずしろ)」「菘(すずな)」はそれぞれ大根とカブです
③出汁を作った鍋から鰹節と豚腿肉を取り出しほうれん草以外の切った野菜を投入し、白出汁、塩、醤油で味付け。
取り出した豚腿肉は具として勿体無いので洗って使います、歯ごたえがあって良い感じです(笑)
④野菜に火が入り柔らかくなってきたらほうれん草を投入して餅を焼く。
⑤汁が完成したらおわんによそって餅をのせ完成
こうして書くとお雑煮作ってるようには全く見えないですね、でもこれが新庄風お雑煮です
どうしてもあんまりお正月料理って新庄は殆どが美味しくいただける料理ではなくて気分だけ味わおうと色々作っているわけですがお雑煮は大体この形で決まって来ましたね。
とか言いつつまた来年にはちょっと変わっている事でしょう、特にカブ。
わざわざ買ったわけでなくてもらい物なので入れてる感がぬぐえません
勿論今日の雑学はお雑煮についてです
このお雑煮と言う料理は実は定義が殆どありません。
強いて言うなら「餅を主な具とした出汁を使った汁物」
醤油や味噌などのメインの味付け、何の出汁を使っているかも具材さえも定義はなく、地域や家庭によって違いがあるのも納得です。
正月料理として忘れ去られつつある七草粥に比べたらまだ生き残っているといえるであろうこのお雑煮はおせち料理や七草粥に比べて新参者の正月料理です。
雑煮の由来については諸説あり、定かではないですが、有職料理((ゆうそくりょうり))のひとつとして、焼き餅をそえた吸物があり、これが原点になっている説と武士家社会で食べられていた烹雑(ほうぞう)と呼ばれる野戦料理を基にした料理の説があります。
この二つの説のどちらとして考えるかで雑煮はかなり扱いが変わる料理です。
例えば最初の有職料理(ゆうそくりょうり)がもとになっているのであれば、有職料理とは、平安時代の貴族の社交儀礼の中で発達した大饗料理が、公家風の料理形式として残った物であるのでとても雅やかなもので、本来ならば餅の入った吸い物ですから具はあんまり入っていなくて出汁にこそ拘るもの。
いただく際もおせち料理と一緒に食べるのが本来に近いスタイル。
逆に後者のブシドースタイル武士家社会で食べられていた烹雑(ほうぞう)を起源とするならガッツリ色々な具を文字通り「鍋にぶち込んで主食になるような餅と一緒に混ぜて煮る」形でそれのみでおなかを満たすスタイルが本来の形に近いと言えます。
新庄家はどっちかと聞かれると後者のスタイルなので色んな具を入れてそれだけで一食にします。
餅は一緒に入れてしますと溶けるので、焼いて放り込みます。
実家ではそうしていたというのもありますがと鍋洗うのが大変なので……。
で、更に1月7日の「人日の節句」に食べるとされる七草粥は当家では作りませんし、食べないので、それも雑煮で一緒にとるつもりで作っています。
気分はですが(笑)
昔の時代ならともかく、現代社会で作ろうとすれば材料集めさえ大変なのでせめて手軽に手に入る二草ぐらいは使いますが昔あんなにあちこちに生えていたぺんぺん草やハコベ、芹すらいまや見ませんし、生えているのを見ても食べたいとは思えまえんからね
まぁ手に入ってもそもそもあんまり新庄の口には合わないので食べたいとは思いませんけどね
と、そんなわけで大根は必須、カブは……もらえる限りは使おうかと思ってます
こうやって一緒に煮ると大根と区別見た目でつきませんから嫁も食べるので大雑煮と言う料理方法健康には良さそうですし、餅も入って腹持ちもいいので現代社会と言う戦場に出るための片付けの行き届いていないキッチンで作る野戦料理ですね
まぁわざわざ作る事もなくなってきたお家も多いかとは思いますが折角の正月ですしたまにはこんな季節感ある料理と言うのはいかがでしょうか?
最後に今年もまた最後の恒例のアレをやって終わります。
ちょっと良いデザインが出来たので一箇所増やしてみました(笑)
面白かった、これからも精進せよ、雑学ためになりました。
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新庄純次でした。
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新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいいたします。幸多き一年でありますように!
by みぃにゃん (2016-01-03 15:36)
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致しますm(_ _)m
お節も雑煮もとっても美味しそうです。
by johncomeback (2016-01-03 20:54)
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
by たかぼん (2016-01-03 23:48)