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新庄48の必殺技の一つ「和風ホワイトシチュー」 [48の必殺技シリーズ]
皆様こんにちは
新庄でございます
もう既にお正月気分は全く無いと言う人も多いですが冬である事には変わりなく、寒い日が続きますねぇえ……。
そんな寒い日にはやっぱり温かいものが食べたいと言うのが人間です
そんな分けで信念一発目の48の必殺技シリーズはこの「和風ホワイトシチュー」をご紹介します
そう今年も懲りずに48の必殺技シリーズを作っていきます(笑)
去年で紹介した11個に加えてこれで12個目、「後36個もあるのかよ?」とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが
「あります!新庄はちゃんと完走します!!」
まだまだこれからも楽しみにしていてくださいね
さて、話を戻してこのホワイトシチュー、一体何が和風なのかと言うとコンソメスープも牛乳もルーも一切使わないところにあります。
ホワイ(何故)それでホワイトシチューかって?うまいですね
あ、誰も言ってない?はい、言ってないですね
まぁ気を取り直して実はホワイトシチュー自体が当ブログでいう所の「ニッポン料理」なわけですが、その辺はまた後で紹介します
そんなこのお料理の作り方はコチラ
①ニンジン・ジャガイモ・タマネギの皮を剥いて適度な大きさに切る。
ここまでは普通ですね。切り方とか細かい大きさなんて気にしないでも大丈夫です。どうせ煮込んだらみんな美味しく食べられますし、見た目もそんなに気になりません。
②鰹節と鶏がらで出汁をとり、先程とは別にたまねぎ・ジャガイモを摩り下ろす
一気にホワイトシチューの作り方っぽくなくなりますが大丈夫です。ちゃんとホワイトなシチューになります。
③出汁をとっている鍋とは別にフライパンを用意して一口サイズよりやや大きめに鳥肉を切りさっと炒める
④ニンジン、ジャガイモ、タマネギ続けてフライパンに投入し塩・胡椒しながら炒める。
ここまで来ると大体出汁が完成していますので鍋から鰹節と鶏がらを引き上げ捨てて出汁をきれいにして置きます。
⑤ジャガイモのフチが透明になってきたら出汁の取れた鍋に投入し、白出汁を加え味を調える
⑥隠し味に少量の生姜と醤油を加える
本当に少量にしてくださいあくまで隠し味、色が付いてしまうと味も相当入り、臭いもつくので大惨事です
⑦ある程度に上がったらマッシュルームと先程摩り下ろしたタマネギとジャガイモを投入し、弱火でじっくり1時間ほど煮る。
離れるなよー、絶対に離れるなよー!これフリではないです。とても焦げ付きやすいので持久戦でずっとかき回す必要がありますので気合を入れましょう。離れるときは必ず火を切って下さい。
⑧チーズを加えて溶かし込み全体的に混ざったら完成
普通のホワイトシチューを作る人からしたら驚き作り方でしょう?実はコレ私の叔母がホワイトシチューをご飯にかけて食べる人でしてどうせならもっとご飯に合うシチューを作ろうとしてちょっとずつ変化していったものなのです
ちなみに叔母はチーズが嫌いな人なんですけどね(笑)
そして今年も一発目からお世話になった白出汁さんを紹介しておきましょう
当店人気No.1商品こんなに簡単でいいの?!加えるだけでお料理上手に♪特選料亭白だし 四季の彩... |
コイツはやたらと新庄がお勧めしている調味料です。出汁の元としてはもちろん、醤油の変わりにも使える一品是非お試し下さい
興味をもたれた方は是非一度お試しくださいませ
ご飯のおかずとして開発したものですが勿論パンでも美味しく召し上がれます、ちなみに当家の晩御飯はこんな感じにしました。
この和風ホワイトシチュー美味しいのか?と思った人もいると思いますが美味しいです!完成品を口にしないと再現が難しいのでちょっと口惜しいところはあるのですが出汁のきいたポタージュみたいなもので煮込んだ根菜と鳥肉と思っていただけたらいいかと思います
さてこんなところで今日も雑学のコーナーです
勿論今日の内容はホワイトシチューに関するものです
クリームシチューとも呼ばれるこのシチュー。
定義としては牛乳や生クリームをベースに肉とジャガイモ、人参、タマネギなどを加えて煮込むシチューと言うもの。
一般的に使う肉は鳥肉が多く、マッシュルームやブロッコリーが入っている事も多いですね。
メジャーと言うほどではないですがキャベツやとうもろこし、グリーンピースなどを入れると言うのもあります。
白いシチューなのでやはり緑色のものが加えられることが多いのが特徴と言えば特徴かもしれません。
こいつが日本で登場するのは1924年、大正13年(第一回冬季オリンピックが始まった時)に、手塚かね子さんと言う方の『滋味に富める家庭向西洋料理』において牛乳とニョッキのようなダンプリングと言われる小麦粉団子を加えたシチューが紹介された物が最古です。
とは言え当時はまだほとんどの鶏肉のシチューに使われるのはベシャメルソースであり、牛乳そのものが使われることはなく大きく広まったのは食糧難を国が迎えてからの事。
第二次世界大戦後の困窮した国情の中、栄養補給のため学校給食のシチューに脱脂粉乳が使われたものが登場します。
そしてコレを普通のものとして定着させたかった日本政府はこれを「白シチュー」と呼んで広めたと言います。
まぁこの名称がホワイトになってホワイトシチューとなったという訳ですが、後の1966年、昭和41年にハウス食品がこのホワイトシチューが家庭で簡単に作れる粉末ルウ「クリームシチューミクス」と言うものを発売。
この商品がヒット商品となったことで、この料理の名は「クリームシチュー」とも呼ばれるようになりました。
そして驚いたことにこのホワイトシチュー給食で提供されるものを前提として、当時給食で提供された主食のごはんによく合うシチューを目指して作られていたそうで、開発当時はご飯で食べるのが寧ろ当たり前であったそうです
なんと私が馬鹿にしていたシチューでご飯は邪道、と言う考え方の方が古い考えだったとは……
猛省!!じたじた
カイジ君は置いておいて、牛乳を使ったシチューのような料理は世界中に存在しますが日本のクリームシチューのように小麦粉などでとろみをつけられたものは珍しく、またCream Stewが日本で作られた和製英語であることから海外においてこのホワイトシチューとかクリームシチューは日本の料理として紹介されているれっきとしたカレーライスと並ぶニッポン料理です。
そんなホワイトシチューの中でも原点回帰したご飯に会う和風ホワイトシチュー、是非一度試してみて下さい
最後に今年もまた最後の恒例のアレをやって終わります。
ちょっと良いデザインが出来たので一箇所増やしてみました(笑)
面白かった、これからも精進せよ、雑学ためになりました。
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新庄純次でした。
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和風がいいですね~飽きがこなさそう~
by みぃにゃん (2016-01-08 18:39)
拙ブログへのコメントありがとうございます。
和風ホワイトシチューですか、美味しそうですね真似してみます。
by johncomeback (2016-01-08 20:47)