皆様こんにちは
新庄でございます。
昨日に続き今日も和風なチョイスですよまぁ煮物なんでちょっと季節に合わないですけどね
この写真のお料理を皆様のお家ではなんと呼ぶか知りませんが新庄家では「袋煮」と呼んでいます
何でそう呼ぶかは知りません、祖母から教わった料理なので考えたこともなかったですね。良く呼ばれるのはおでんの具に入っている巾着とかでしょうか?ちなみにこの日の晩御飯全体はこんな感じ
「ナスの揚げ出し」と「わかめの酢の物」そして「サツマイモの煮物」そして味噌汁は「白菜とえのきの味噌汁」でございます
ちょっとトップのアレだけだと見た目が汚いと思ったので全体図も撮ってみました(笑)
作り方は私のVerは簡単です。
①長方形の油揚げを半分に切る
②牛と豚の合挽き挽肉にごぼう、ニンジン、エリンギの5mm角のみじん切り、卵を混ぜる
普段はしいたけを使うのですが高かったのでスーパーで95円のエリンギさんを使いました。
③半分に切った油揚げに②を詰め込み口を竹串で止める
楊枝でやったほうが簡単です。うちは楊枝を常備しておらず、変わりに焼き鳥や海産物を串焼きにするために常備してある竹串があったので使いました。
④酒、砂糖、塩、醤油、みりんで作った煮汁で③を30分ぐらい弱火で煮る
⑤30分ぐらいひっくり返してもう10分ほど煮たら完成
強いて言うならごぼうとニンジンのみじん切りがめんどくさいですがまぁそれぐらいです。みじん切りとか言うものの5mm角ぐらいのものなのでそんなに細かくする必要はありません。
③の段階で冷凍保存も出来るので大量に作って冷凍して後日、ひたひたぐらいの量の薄めた麺汁で煮込むと一気にお手軽料理に変わりますよ
薄いタイプの油揚げを使うと敗れたり、そもそも中に物が入れれるように開けないのでその辺だけご注意下さい。
という事で雑学に入っていきますが、今日の雑学はこの料理の主役、油揚げについてです
以前の記事
で少し触れましたが「稲荷寿司」に使うこの油揚げと言うものは俗に「キツネの好物」とされていますがそんな事は全くないです。
「お稲荷様には油揚げをお供えするものだ」とよく言われますが稲荷神様はキツネではなく、人の姿の神様で、キツネはその方の使いです。詳しくは過去記事「おにゃんこさん」見て下さい
キツネの好物とされた由来には諸説ありますが、雑食でも肉食よりなキツネは昔話などで好物はネズミとされており、殺生を禁じた仏教の影響もあって、お稲荷さんの使いである狐さんにかわりに豆腐を使った肉っぽいものをあげようとなったからだという説が有力です
油揚げは見ての通り薄切りにした豆腐を油で揚げた食べものです。厚揚げもしくは生揚げと呼ばれるものとは違い、薄切りをした豆腐を使用するので内部までふわふわと言うかスカスカするほど揚がっているのが普通で、厚揚げに対して「薄揚げ」と呼ぶ地域もあります。
薄めの豆乳で作った木綿より固めにした豆腐を薄く切り水切りをした後、100℃から110℃という低温の油でじっくり揚げ、さらに180℃から200℃の高温の油で二度揚げ、三度揚げして作るので一般家庭で豆腐から作ろうとしても中々うまくいきません。
新庄一度トライしたのですが市販の木綿豆腐を使ってもあげすぎた揚げ出しが出来上がるだけでした……もちろんちゃんと食べましたよ
油揚げの食材の最大の長所としてすかすかの中身であるため出汁などを吸い込みやすく、袋状なので他の食材を包み込めるという事があげられ、日本では古来よりさまざまな料理に利用されてきました。
油揚げがメインに使われる「きつねそば」、「きつねうどん」といった麺類と合わせて汁をすわせて味わうものもの、キツネと呼ばれるようになった原点でもありしっかりと煮付けてその味を楽しむ「稲荷寿司」
メインではない具材の一つとして炊き込みご飯や豚汁やけんちん汁にも欠かせませんし、煮物やおでんの具として入っている地域もあります。ご当地料理で言うならば信田巻き(しのだまき)と言う料理やはさみ揚げなんてものもあります。
今回その中でも取り上げたのが写真の「袋煮」と新庄家で呼んでいるお料理「巾着」です。
巾着と言う料理の定義として油揚げの中につめるものは特に決まっていません。油揚げの中に餅を詰めたものなら「餅巾着」。挽肉をはじめとする5種類以上の具をつめたら「五目巾着」などとは言いますが魚のすり身や「しんじょ(真薯、真蒸)」が入っていたり卵を割ったものを入れてそのまま煮たものなんかもあります。
当然、詰めただけだと中身が零れることがあるので、爪楊枝で袋口を閉じるか、干瓢で縛るのが一般的ですがこれもまたこうしろとは決まっていません。タコ糸で縛ってあるのも見たことがあります。新庄が感心したのはおしゃれに白滝で縛ったもので、干瓢と一緒でそのまま食べられますし見た目もなんかきれいでした
コンビ二のおでんに入っている事が多いのは餅巾着ですが、それ以外の煮物の具として用いられる事が多いのは挽肉などが入ったものです。
しかしこの巾着と言う油揚げの利用方法、本来はその季節に合わせた季節の7品目を入れ、袋からつまみつつ日本酒をゆっくり飲めるように考案されたん出そうです
油揚げそのままで、コンロの火でさっと炙って湿気を抜き、醤油を付けてパリパリとした食感と醤油の味と香りを楽しむと言う方法もあり、お酒のおつまみにもぴったりなこの油揚げ、料理方法も多種多様でメインにも引き立て役にもなってくれますし、何より大概安いです。
今晩の一品に油揚げ、いかがでしょうか?
最後に最近の恒例のアレをやって今日は終わります。
面白かった、これからも精進せよ、雑学ためになりました。
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新庄純次でした。
2015-08-21 13:58
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