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薩摩揚げなのに天ぷら [食べ物]
皆様こんにちは
新庄でございます。
最近誤字が多いとのご指摘いただきまして反省しております今まで通りしっかりとプレビューで確認していると言うのにこの体たらく、夏バテとは無縁だと思っていたのですが、エアコンがない部屋での執筆な為、集中力が落ちてるかもしれません
今日から今まで以上に一文字一文字確信させていただいてからアップさせていただきますので今後ともよろしくお願い致します
皆様も暑い部屋の中での作業は充分にお気をつけ下さい
さて、話は変わりますが今日はちょっと趣向を変えて昨日の晩御飯全体を撮って見た写真にして見ました。
新庄家では大体メインのおかず以外にサラダともう一品と汁物で構成されるのですが和食っぽいときやメインの料理に手がかからないと小鉢とかが増えます。
で、昨日のメインはなんだったのかと言うとコレ
近所のスーパーで偶に売りに出されている棒状のさつま揚げです。アップにしたら分かるかなぁと思いましたが全く中身が分かりませんね
どれがどれか私にもわからなくなりましたが中身は三種類ありまして「タマネギ」「ごぼう」「いか」がそれぞれ入っていてそれを一口のサイズにするために焼いて4等分にしました。
そう、私がしたのは焼いて切っただけ。メインに恐ろしく手がかからなかったので「インゲンとえのきだけの酢の物」「たけのこの土佐煮」そして「大根の漬物」と「カニカマとワカメのサラダ」に「ジャガイモの味噌汁」と品数だけはそろえてみました(笑)
そんな感じで晩御飯の写真の紹介も終えたのでいつも通り雑学に入っていきます。
今日はもちろん「さつま揚げ」についてです。
さつまあげは漢字で書くと薩摩揚げ、まぁ呼んで字の如く薩摩藩、今で言う鹿児島県で考案されたお料理です。魚肉のすり身を成型し、油で揚げた日本の伝統料理と言えますね
大分類としては魚肉練り製品であり、揚げ物なので「揚げかまぼこ」に分類されます。その為天ぷらとも呼ばれたり、つけ揚げとも呼ばれたりします。
魚肉のすり身に塩・砂糖などで味付けし、形を整えて油で揚げたもので形は様々で四角もあれば丸もありますし、平べったく伸ばしてあるのもあれば、団子状の球形をしている物、適当に千切ったような形のものもあります。
あ、そんなところじゃないですね皆が知りたいことは
魚のすり身だけでなくゴボウやタマネギなどの野菜、それからイカや海老などの魚介類、ゆで卵なんかの素材を魚のすり身で包み込んだものもあり、その多様性は実に多いといえます。
え?こんなことでもない?ええ、分かっておりますとも私も関東人ですからね(笑)
さつま揚げって天ぷらって言うのってことですよね?それに関しましてちょっとこれをご覧下さい。
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商品名に注目です。そう「ごぼう天」ですね? まだあります。
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コレはもう直球で「天ぷら」って書いてありますね。
コレには天ぷらの歴史にも関ってくるのです。
「天ぷら」と言う料理が「てんふら」という名称で文献上に初めて登場するのは1669年(寛文9年水戸黄門でおなじみの徳川光圀さんが水戸の藩主をやっている頃です。)に書かれた当時流行ったらしい『食道記』と言う文献です。ただし、この文献不親切で「てんふら」と言う料理を「素材に衣をつけて油で揚げる」という料理法で紹介しています。
何が不親切なのかと言うとどんな衣か書いていないのですね。何かに包んで油を使って揚げると言う料理法は既に精進料理などによって日本で確立されていたため、それまでに存在していた揚げ物である「魚のすり身と言う衣で包んで油で揚げる」料理である薩摩揚げと天ぷらが混同され西日本を中心に古くから起源・語源に混同が見られるのです。
それらの経緯もあり、今でも西日本では魚のすり身を素上げした揚げかまぼこの仲間を天ぷらと言う地域が多いという訳です。
ちなみに歴史的には江戸時代までの料理書においては、これらの両方を「てんぷら」と称していたとされていますが、個人のフィーリングで書いているものが多く、文献を調べて書くという料理書なんてこの時代存在していない訳ですからそうもなりますよね
当ブログ「大食感」が江戸時代に存在していたらきっと革新的な文献として後世まで語り継がれていたでしょう(笑)
さつま揚げの話に戻しますが食べ方としてはそのまま、あるいは軽く焼いてショウガ醤油やからし醤油などを付けて食べるのがおつまみには最適です。おでんを初めとする煮物の具にもよく使われますし、西日本では天ぷらのようにうどんの具にもされています。
お酒のおつまみからご飯のおかずまで幅広くご利用いただけるさつま揚げ、是非今晩の一品としていかがでしょうか?
そして最近の恒例のあれをやって今日は終わります。
面白かった、これからも精進せよ、雑学ためになりました。
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新庄純次でした。
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