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魚介類をふんだんに使ったサラダって豪華に見えますよね? [自作料理:サラダ]
新庄でございます。
最近知人がブログを見たそうでこう言われました。
「お前のうちのサラダいつもやたら豪華だな」 って
前から偶に言われるのです、もちろんいつも豪華な訳ではないのですが、確かにサラダの具は野菜以外もかなりの頻度で使っています
でもこれ実は家の嫁が野菜嫌いが原因でしてね……。
大きな声では言えないのですが
「嫁が生活習慣病にならないように工夫してサラダを少しでも食べさせるようにしているからなんですよ」
あ、結構大きな声出ちゃいました(笑)
まぁ、そんな訳で昨日も嫁がすきそうな魚介類を使ったサラダを作りました。
作り方は乗せません。見たまんまで調理と言う調理はしていませんから使ったドレッシングはこんな市販の普通のヤツです。
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使った具材を紹介すると、レタス、メバチマグロのぶつ切り、たこのぶつ切り、ベビーホタテ、かにかま、そして中央にドーンと乗ったカイワレさんです。
そんな訳で今日の雑学はそんなカイワレさんについてです。
正式名称は「貝割れ大根(かいわれだいこん)」もしくは「穎割れ大根(かひわれだいこん)」と言いまして、前者は後者がなまったものとも「二枚貝が開いて割れているような目であるから」とも言われています。
それに対して後者は「かひ」つまり植物の穂の部分が割れた形だから「穎が割れている大根」だからと言われています。
まぁ今では一般的にカイワレと言われているので「かいわれだいこん」と呼んであげて下さい。
このカイワレ大根って何なのかといいますと簡単に言うと大根の芽です。もっと細かく言うと大根の発芽直後の胚軸と子葉の部分で、私たちが食べているのはこの胚軸と子葉、つまり生えたばかりの芽とその下の頼りなさげな茎のところと言えます。
発芽野菜、新芽野菜とも呼ばれるこの芽と茎のところだけを食べる種類の野菜は今ではまとめてスプラウト食材と呼ばれています。まぁあんまり知られてませんがモヤシなんかもコレの仲間です。
こんなものに栄養はなさそうに見えて実は意外と栄養があり、海外でちょっと前にはやった生で食べるものを研究するローフードの分野であったり酵素栄養学では「酵素を多く含む食材である」として重視されています。
詳しいことは良く知りませんが発芽に伴う代謝の中で、種子のときには存在しなかった成分も新たに合成されビタミン、ミネラルなどを多く含んでいるとかいないとか……。 とにかく健康に良いものらしいです(笑)
このカイワレさんが食べられていた歴史は意外と古く、平安時代の『和名類聚鈔』(和名抄)のなかで「菜羹類」の仲間として紹介されている黄菜(おうさい)としてノダイコンの若芽、として記述されており、意外と日本人は昔から変なもの食べていたんだなぁと思わせてくれます。
しかし意外と昭和まではこのカイワレさん、なんと高級品だったそうで、昭和50年代に前田瀧郎と言う方が水耕栽培方式による大量生産システムを考案しそれ以降で一般家庭に元高級品のお野菜様として一気に広まっていったんだそうです。
あんなものが高級品だったなんてと言う事例の一つですね。小学校で育てましたよ私……。
栄養もあってお値段も大体100円、緑色を添えるのにもちょっと絡みのあるところもアクセントとして良いですし、生で食べられるのも良いところ。そんなカイワレさんなのでたまにはサラダにでも使ってやって下さい。
余談ですがこのカイワレさん私が「姉者」と呼んでいる親友の好物でして、その「姉者」がスーパーで発見して「あ、カイワレさんだー。」と言ったのを私が聞き間違えて「カイワレサンダー」と聞き返して以来新庄家とその親友達の間ではカイワレはさん付けされて「カイワレサンダー」と言う魔法のように呼ばれています。
新庄純次でした。
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