料理(全般)ランキングへ
ナポリたんって書くと印象が違いますよね [ニッポン料理]
皆様こんにちは
新庄でございます。
4日に続いて昨日もまたブログの更新が出来ませんでした 楽しみに見てくださっている方には申し訳なかったです
ところで夏風邪ってバカがひくらしいですよ。誰の事とは申しませんが、どうも湿気と暑さに耐えかねてエアコンつけっぱなしで寝てイッパツで夏風邪をひくものもおりましたので皆様もお気をつけ下さい……
さて、気を取り直していきましょう本日のお料理はスパゲッティなのにイタリアンじゃ内この一品、洋食の定番、ザ・ニッポン料理ことスパゲッティーナポリタンです
先ずは作り方
①スパゲッティーを柔らかめに茹でてバターと和えて温かいままさらに移してラップをする。
こうすることでナポリタンの特徴であるアノ麺を再現します。別に良い、普通のスパゲッティーが良い。と言う方はまだ茹でないで下さい。
②ソーセージを一口大、タマネギをスライス、トマトをダイスカットにする
③塩、胡椒、ケチャップで②を味付けして炒める
普通の固さのスパゲッティーをお望みの方はこの辺でスパゲッティーを茹でましょう。
④炒めているものにスパゲッティーを加えてトマトケチャップを更に加えて味付けする
⑤皿に盛って粉チーズとパセリをかけて完成
当家のナポリタンは嫁の好き嫌いのせいでピーマンが入っておりません。入れる際は②の工程の時に加えて下さい。色合い的にも本来なら入れたいところです。
新庄はナポリタンあんまり好きじゃないので基本当家ではナポリタンは嫁が作る料理です。しかし今回はとある会話をしたことが切欠でブログに乗せるために作らせていただきました(笑)
どんな会話かと言うと
新庄 「明日何食べる?」
嫁 「パスタがいい」
新庄 「味付けは和風?トマト系?クリーム系?」
嫁 「……ナポリ、タン」
新庄 「その言い方だと「ナポリタン」って言う萌えキャラみたいだな」
と、こんな会話をしまして嫁がこんなものまで落書きしてくれました。
さて、当然雑学も「ナポリタン」についてです。
ナポリタンと言う料理は、スパゲッティを柔らかくしてタマネギ、ピーマン等と共にケチャップで炒めた、日本独自の料理です。
ナポリタンの由来は実は諸説ありますが一番有名なのは二つです。
一つはかつてナポリの屋台で出されていたというパスタ料理を日本の洋食料理人が再現したものが、昭和30年頃(アメリカのカリフォルニアにディズニーランドが開園したぐらい)の米以外を食べるのを推進する政府の動きで焼きうどんの調理スタイルを取り入れて大衆化した、と言うもの。
もう一つは同じぐらいの時期に日本に来て生活を始めたイタリア人がどうしてもポモドーロパスタを食べたかったけれども、自身が料理なんて出来なかったので見た目だけでもそれっぽくしようとしてケチャップのみでソースを作ったと言う説があります。
正直どっちもどっちですね前者の方が学術的に認められていて後者の方がうわさと言う形で広がっているようですが普通のスパゲッティーソースと比べ、敢えて変な調理法をしていると言うあたりなんともいえませんね……。
どの道ともかく、ナポリタンが広まったのはバブル期以前の昭和日本であった事は間違いないです。喫茶店、軽食堂、洋食屋さんでの外食などが流行ったこともあり、それらのお店でも広く提供されていた他、家庭的なおそうざいとしてだったりお弁当に添えてあったりで庶民の味として広まるのも早かったそうです。
ナポリタンの最大の特徴としてスパゲッティーの柔らかさがあげられます。そもそもやわらか目に茹でて湯を吸わせ、サラダ油で和えて冷蔵庫で一晩置く。と言うのが公式に作り方に乗っているのでアレは失敗した結果やソフト麺を使った場合、という訳ではなくそういう特徴なのです。
所謂「ねかせた」状態になっているスパゲッティーを客の注文が入ってからケチャップ、具とともにフライパンで炒めつつ再加熱するのがナポリタンの作り方であり、速さはもちろんの事出来上がりが大体同じ味になるという特徴もあります。だってソースじゃなくて味付けは塩胡椒とケチャップなのですから
それと前者の日本人洋食屋さん開発説と共にナポリタンに関して次のようにも言われている事があります。
麺を茹でおいてから再加熱する調理法は、イタリア移民が少ない地域では世界的に行われていることを指摘した上で、提供までの時間短縮の目的であると言う主張です。
しかし本当にナポリの屋台の味を再現したと言うならば、アノ安っぽい味柔らかなパスタの食感とケチャップの味をそのまま味わいたいと言う方が作ったらしいのでそうとも言えない所もあります。
なお後者の場合はこんな事も言われています。
パスタをフライパンに入れてソースとからめ味が広がるようにするのはパスタ調理では一般的なプロセスであって、ナポリタン特有のものではないが、ナポリタンの場合は汁気があるようなソースを使うのではなくて使うのはケチャップ、トマトの水分ぐらいしかないのでここにスパゲッティーの茹で汁を最初は加えて伸ばそうとしていた、そのせいで麺がゆですぎて伸びた状態になったのではないか?と言われています。
どっちにしろちゃんとした料理じゃないんじゃないか?とどっちの説においても言われているって事ですね。なんだかかわいそうになってきました
ちなみにイタリアの港町ナポリにもナポリタンソースと呼ばれるものは存在します。それを絡めたパスタ料理でスパゲティに絡めたものをスパゲティ・アッラ・ナポレターナと呼び、フランス、スイス、ドイツにもほぼ同名の料理があるのです。
しかしこっちのナポリタンソースは、ニンニクの香りを移したオリーブ油であるガーリックオイルを使い、トマトとバジルを煮込み裏ごししたソースをスパゲッティに絡めた料理です。まぁ一般的な「トマトソース」または「ポモドーロソース」という名で呼ばれるモノに分類され、日本のナポリタンとは見た目も味も全く異なります。
なので名前は似ている、と言うか同じなのですがスパゲッティ・アッラ・ナポレターナと日本のナポリタンは全く別系統のものといえます。
ニッポンノ・ナポリターンって書くとイタリア料理みたいですがコレはれっきとした洋食でつまりニッポン料理です。私はあまり好きではないのですが本格イタリアンが流行っても、スパゲッティーが美味しく食べられるのはアルデンテと知れ渡ってもコレまでなくなることなく生き残ってきた料理で人気もあるのでたまには作ってやってみて下さい。
ナポリたん応援してください。
新庄純次でした。
人気ブログランキングへ
コメント 0